合同会社を運営するにあたり気をつけたいこと

やっとの思いで合同会社をたちあげても、注意すべき点は山積みです。
どんなに小さい会社であっても、会社である以上は責任を果たさなければならないのです。
そこで合同会社を運営するにあたり、気をつけておきたい注意点を4つ取り上げます。

まずは、冒頭にも少し記しましたが「責任」です。
合同会社の場合は、出資者はそのまま経営者になります。
ただし定款に定めることにより、経営に携わる人と携わらない人に分けることができます。
そして経営に携わる人に指名された場合、善管注意義務・忠実義務・報告義務など責任の重い義務が課せられます。

2つ目の注意点は、運営の意思決定に関することです。
株式会社の場合は、出資額が多い人に強い権限が与えられます。
でも合同会社は出資額が多ければ多いほど、強い権限が与えられるわけではありません。
例えば経営に関する重要な事柄を決める場合、出資額ではなく人数で決まります。
例えご自身が出資金の半分以上を負担していたとしても、他の人が反対にまわれば、意見は通りません。
合同会社は出資額ではなく、人の手によって経営が行われるのです。

そして3つ目の注意点は、利益配分についてです。
合同会社を経営し利益を上げると、出資者に分配されます。
株式会社であれば出資額の多い人が多くの利益を受け取れますが、合同会社の場合は利益分配を自由に決めることができます。
しかし裏をかえせば、出資額の少ない人に多くの利益が分配できるということになります。
すると出資額が多い人にとっては、面白くありません。
利益分配については、社員同士でじっくり話し合いましょう。

最後の4つ目は、定款変更についてです。
定款は後になって変更はできるものの、手続きは些か面倒です。
まずは社員全員の同意を得て、定款変更へと移ります。
そして法務局で、登記の手続きを行います。
ただし定款に「社員半数の同意があれば定款の変更は可能」という旨を記しておけば、全員の同意は不要です。